senior of admiration

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小学6年生のとき最も憧れた中学校が

『福岡市立長丘中学校』

あれから23年以上経った昨日。

初めてその正門をくぐることになった…

当時のぼくに

強烈な憧憬の念を抱かせるきっかけとなったもの。

それは、北九州で開催された関門カップで目撃した

長丘中の1人の天才バスケットボールプレイヤー。

 

彼の名前は、青木康平。

 

その中学生離れした

天才的なスキルとバスケセンス、

圧巻のシュート力に

山口の片田舎のバスケ小僧は一瞬で心を奪われた。

 

その後、

大濠高校時代やチームメイトとなった専修大学時代、

プロになってからもずっと

そのプレーを見続けてきたわけだけれど、

輝きは色褪せるどころかますます深みを増していった。

 

新統一リーグである現在のBリーグ開幕直前。

「bjリーグ11年の歴史は俺の背中で振り返れ!」

と言わんばかりに

奇しくもその背番号と同じ年数を

bjリーグのコートに捧げ現役を退かれたが、

 

未だに“プレイヤー”として大尊敬している先輩である。

 

康平さんの恐ろしさは、

専修大学体育寮の部屋っ子時代に

身を持って経験しているが、敢えて言わせてもらう。

 

康平さんはバスケ選手として

決して恵まれた体格の持ち主ではない。

実際に、身長167cmで手足も短く、

おまけに手もかなり小さい。

 

決して康平さんに怒られたいわけではなく、

これからプロを目指す

特に小・中学生のカテゴリーの子供達に

絶対に知っておいてもらいたい情報だから

あえて書いている。

 

康平さん、本当にすみません!

 

そんな康平さんは現在、

地元福岡を中心に全国各地の小・中学生を対象として

世界に通用する選手の育成を念頭に

熱心な指導にあたられている。

 

昨日はその康平さんの運営するWatch&Cアカデミーが

母校の長丘中で行われるということで

自分も参加させていただいた。

 

苦笑いする康平さんを横目に

長丘中初上陸に興奮しながら撮ったのが

先ほどの1枚である(笑)

 

小・中学生の男女混合の指導現場で、

あの空間を作れる人はそうそういないと思う。

圧倒的な迫力と知識や経験値、

少ない言葉で子供達の核心に迫る指導スタイルは

さすがとしか言いようがない。

 

毎年オフに多くの現役プロ選手が

康平さんのもとを訪ねてくるのも頷ける。

 

康平さんの体にも刻まれている

バスケットボールに対する“Attitude”こそ

育成世代であれプロであれ最も大切にすべきことなのだと

再認識させてもらった。

 

早いもので体育寮の部屋っ子時代から

15年もの月日が流れた…。

 

アカデミー後に一緒に焼肉を食いながら

「康平さんももう38歳でぼくも36歳になりますよ。

見た目は大学からなんにも変わんないっすけどねw」

 

というぼくの言葉に

「お前も何も変わっとらんよ。俺ら坊主やけんね。」

 

とサラッと返してくるような康平さん。

久々の再会を祝して、

専修大時代からのお約束の変顔を1枚をもらいました。

やっぱりこの方には敵わないです(笑)

 

幾つになってもこんなやりとりのできる

尊敬する先輩とのご縁を作ってくれたバスケットに

心から感謝です。