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山王工業戦のゴリじゃないけれど、感傷的になってしまった…

 

久々に組まれた足場によってつくられた1階観客席。

2台の大型スクリーン。

センスのいい陽気なMCの掛け声。

チアリーダーたちのセクシーパフォーマンス。

一打入魂の気迫で叩かれる太鼓。

それに合わせて声を枯らし叫ぶ応援団。

1500人収容の会場を埋め尽くすファンの大歓声。

興奮と熱気に包まれたカピオ。

お互いを信じ合い最後まであきらめずに戦うロボッツのすべての仲間たち…

 

まさに、お宝が渦巻いた最終ホームゲーム。

 

「こんなばしょでプレーしたい…」

身体の奥底ではずっとそんな衝動があったから。

 

シーズンの最後の方は身体ボロボロ。

気合だけで動いていた感強し。

ただ、それでもどんどん成長していくこのチームでバスケをするのが楽しくて…。

 

プロ1年前は感謝を知らない傍若無人な悪ガキ。

10年経ったいま。

実際は肉体よりもこんなところに一番出てくるんだよなぁ、年齢は。

 

やっぱりノープランでマイクは持つもんじゃない。

自分にとってはまさかのタイミングで沸点が訪れてしまった…。

お恥ずかしいかぎりです。

 

今シーズンで考えが変わったこと。

少なくともつくばでは。

 

色々な出会い方があるのだなあと。

ただ”会う”という感覚が少しずつ摩耗しているような。

いいことなのか、悪いことなのか、

「初めて会った気がしない」こんな言葉を交わしたことの多かったこと。

 

太くても簡単に切れてしまう糸があるにもかかわらず、

絶対に結びつかないであろう何の関係もない人同士が、

細いながらも同じ糸の両端を握っていた。そんな出会いの数々だった。

 

様々な場面で縁というものを感じました。

ときに縁とは「立ち止まって」めぐり合えるもの。

そんなものなのかもしれません。

 

さて、またしてもあの歌が。

ここ数ヶ月ずっと流れている。

もちろん頭の中で。

 

中島みゆきの『糸』

 

そして、ロボッツの織りなす布。

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今シーズン、ロボッツに関わった全ての選手、スタッフ、人たちに感謝。