プロがゲームで使う●●パス!
- 2017.11.02
- 公開メルマガ
こんにちは、中川和之です。
人によっては意外に
思うかもしれませんが、
僕は試合中、
あまりチェストパスを使いません。
バスケットを始めたときに
まず習ったのが、
パスでありチェストパス。
「プロなのに、
チェストパスやらないんですか??」
と思われる方もいるでしょうが、
理由は一つ。
チェストパスが
あまり機能的でないからです。
過去に手首を
2回手術しているのも若干影響・・・
(ハンドリングのやり過ぎで><)
もちろん先頭を
走っているワイドーオープンの見方や
ノーマークでトレーラーとして
走ってきたシューターや
4番ポジションの選手には
丁寧なチェストパスをすることが
ありますが、
それらはすべてトランジションの中であり、
基本ハーフコートではほとんど使いません。
というか使えないのです。
なぜなら、
目の前には
ディフェンダーが
びっちりボールやパスコースに
対してマークしているからです。
この場合、
片手でのパスやショルダーパス、
オーバーヘッドパスを多用します。
よく小中学生などの
育成世代では
「片手のパスはだめだ!」
とか
「まずは両手のパスを
ちゃんと出来るようになってから!」
みたいな指導ポリシーがありますが、
僕は早い段階から
ワンハンドパスにも
着手すべきだと思います。
必ず必要なパスだからです。
自分がプロになってからも
当然チェストパスを
全く使わないという事は
なかったのですが、
やはりその他のパスを
使うことのほうがはるかに多いです。
よりレベルが高くなる
プロの試合では
味方も瞬間的にしか
オープンが出来ません。
そういった時に
チェストパスだと
やはりワンテンポ、ツーテンポ
タイミングが遅れてしまうんですよね
あと、パスを出すコース(角度)が
確保できない・・。
(みんなリーチありますからね^^;)
だから僕は片手での
ドロップパスや、サイドスルー、ショルダーパス
ウィングのプレイヤーには
両手でのショルダーパスやオーバーヘッドパスを
使うことが多いですね。
・・
・
僕がつくばの大学院時代、
ある講義の中で習ったことですが
スペインやヨーロッパの
育成世代の全国大会の決勝と
日本のミニバスの全国大会の決勝を
比較する講義がありました。
この時両者のレベルの違いにも
びっくりしましたが
1番びっくりしたのは
スペインの小学生たちがみな
片手パスをどんどん積極的に
行っていたことです。
先生曰く
むこうでは失敗してもいいから
どんどん片手パスを
させる指導がされているそうです。
そのわかりやすい成功例が
リッキールビオですよね。
最近で言うと
クリッパーズに入団した
テオドシッチとかもそうですよね。
やはり育成世代から
そのような教育&指導を受けている子供たちと
日本が差をつけていくには
根本的な指導法から
変えていく必要があるのかもしれません。
片手パスは
ミスが発生するリスクも高まりますが、
自分の実戦に基づく経験と、
最先端のバスケ機構で学んだ知識を踏まえて
これからの世代に伝えていけたらと思います。
ちなみに、、
パスについては
実は僕の双子の兄貴が
かなり上手です。^^
昔から僕が
「パスをよこせ!」
と要求し過ぎたせいか、(笑)
パスのバリエーションが多く、
視野も異常に広いです。
プロ顔負けのパスもありますので、
良ければご覧になってみて下さい。(1分56秒)
かなり楽しめる動画だと思います。
http://blank-ex.com/L47390/d309/2401
それでは今日もお読み頂き、
ありがとうございました!
またメールさせて頂きます。